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中国 貧富の格差40倍

2011年03月13日

 【新唐人日本2011年3月14日付ニュース】最新の報告によると、2009年、中国の裕福な家庭と貧しい家庭の収入の格差が40倍に達しました。しかも毎年1.5%のスピードで拡大。少数の裕福な家庭が4割の富を握っています。中国の事情に詳しい専門家は、貧富の格差の背後には、共産党による利益や権力の独占があると指摘しました。

 
中国の国家発展改革委員会と統計局の最新報告によると、2004年、中国の10%の裕福な家庭が全体の財産の45%を握り、貧しい家庭との収入の格差は32倍。それが2009年になると、この差が40倍にまで拡大しました。
 
中国人民大学の発表した報告書によると、現在、企業の大部分の利益は政府と企業に持って行かれ、住民の給与がGDPに占める割合は、11%にまで低下。一方、政府の財政収入と企業の利益は20%以上を維持しています。
 
中国の貧富の格差を作り出しているのは、権力の独占だと専門家は指摘します。
 
雑誌“北京の春” 胡平編集長:「中国の貧富の格差は権力者集団の略奪が招きました
略奪には二つあり、まず共産党の暴力革命で資産家の一部を消滅し、全財産を国有にしました。そして改革の名のもとに権力を利用し、国有財産を官僚の私有にしました。貧富の格差はこの二つの略奪で生まれました。極めて悪質です」
 
よって、当局の格差を縮める政策は、実質的な意義をもたないだろうと述べます。
 
世界銀行の推計によると、中国の2009年のジニ係数は0.47。すでに貧富の格差のレッドラインである0.4を超えています。中国は最近、ジニ係数が毎年1.4%のスピードで拡大しています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。

 

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